令和6年診療報酬改定に伴う加算変更のお知らせInformation

医療情報取得加算について

当院はオンライン資格確認システムを導入し、マイナンバ-カ-ドによる保険証(マイナ保険証)の利用を推奨しております。
当院が患者様からお預かりした受診歴、薬剤情報、特定健診情報その他必要な診療情報は、適切に管理・活用して診察いたします。

なお、令和6年6月より下記の通り「医療情報取得加算」として、下表の通り診療報酬点数を算定します。

初診時(月に1回)
  • マイナ保険証利用あり 1点
  • マイナ保険証利用なし 3点
再診時(3月に1回)
  • マイナ保険証利用あり 1点
  • マイナ保険証利用なし 2点

マイナ保険証によるオンライン資格確認等の利用にご協力をお願いいたします。

明細書発行体制加算について

当院では、医療の透明化や患者様への情報提供を積極的に推進していく観点から、領収証の発行の際に、個別の診療報酬の算定項目の分かる明細書を無料で発行しております。
明細書には、使用した薬剤の名称や行われた検査の名称が記載されます。明細書の発行を希望されない方は、会計窓口にてその旨お申し出下さい。

生活習慣病における管理料の変更について

2024年の診療報酬の改定により今まで生活習慣病(高血圧、脂質異常症、糖尿病)の診療に対して算定されていた「特定疾患療養管理料」が廃止されました。その代わりとして当院では、厚生労働省の指示に従い、より総合的な診療を行うことが必要とされる「生活習慣病管理料II」を算定することといたしました。

これに伴い、個別の設定目標や血圧、体重、食事、運動に関する具体的な指導内容を記載した療養計画書を作成することになりました。これを利用することで患者さんと達成目標を共有し、より良い治療につなげることを目指します。
ご協力のほどよろしくお願いいたします。

対象となる方
高血圧、脂質異常症(高コレステロール血症を含む)、糖尿病で通院中の方
療養計画書について
初回の療養計画書を作成した際に、署名(サイン)を頂きます。

睡眠時無呼吸症候群のCPAP治療と併せて生活習慣病の治療を受けておられる方へ
これまでCPAP治療のため算定していた「在宅持続陽圧呼吸療法指導管理料」と 生活習慣病の方に算定していた「特定疾患療養管理料」は併算定できない決まりでしたが、「生活習慣病管理料Ⅱ」は算定対象となりました。該当する患者さまには自己負担が増える形となり申し訳ありませんが、何卒ご理解くださいますようお願い申し上げます。

一般名処方加算の算定について

当院では、後発医薬品の使用促進を図るとともに、医薬品の安定供給に向けた取り組みなどを実施しています。
現在、一部の医薬品について十分な供給が難しい状況が続いています。

当院では、後発医薬品のある医薬品について、特定の医薬品名を指定するのではなく、薬剤の成分をもとにした一般名処方(一般的な名称により処方箋を発行すること※)を行う場合があります。一般名処方によって特定の医薬品の供給が不足した場合であっても、患者さんに必要な医薬品が提供しやすくなります。
ご理解ご協力のほどよろしくお願いいたします。

※一般名処方とは
お薬の「商品名」ではなく、「有効成分」を処方せんに記載することです。そうすることで供給不足のお薬であっても有効成分が同じ複数のお薬が選択でき、患者様に必要なお薬が提供しやすくなります。