【ダイエット】肥満治療「主役交代」の真実―やせ薬と二人三脚で歩む、筋肉と骨を守る生活習慣の処方箋―
はじめに ― 「薬で 15%痩せる」時代に、生活習慣の意味を問い直す
「食事や運動を頑張ってもなかなか痩せられない」「健康診断の数値が年々悪化していく」
――そんな悩みを抱える方にとって、ここ数年の肥満治療の進歩はまさに革命的でした。GLP-1 受容体作動薬と呼ばれる注射薬(セマグルチド/商品名ウゴービ)や、GLP-1 と GIP の両方に作用するチルゼパチド(商品名マンジャロ/ゼップバウンド)は、平均 15〜20%もの体重減少をもたらすことが、世界の主要なランダム化比較試験で証明されています(Wilding ら、N Engl J Med 2021;Jastreboff ら、N Engl J Med 2022)。
この劇的な効果は、これまでの肥満治療の常識を一変させました。長年「主役」であった食事制限と運動は、いまや薬剤治療を支える「補助役」へと位置づけが変わりつつあります(Kushner ら、JAMA Insights 2026 年 5 月 20 日)。しかし、それは決して「生活習慣を頑張らなくてよい時代」が来たという意味ではありません。むしろ、これらの薬剤を安全に・効果的に・長く続けるためには、食事と運動の役割が新しい形で重要になっているのです。
本コラムでは、米国 JAMA・NEJM・Circulation・Lancet などに掲載された最新のエビデンスをもとに、薬剤治療を主軸とする現代の肥満医療において、生活習慣改善が果たす真の役割――治療継続を支えること、筋肉量と骨の健康を守ること、そして栄養バランスと日常運動という健康的な行動習慣を支えることの意義――をわかりやすく解説します。
1. パラダイムシフト ― 肥満治療の主役は薬剤に交代した
これまでの肥満治療では、食事制限と運動が中心で、薬剤はあくまで補助でした。集中的な生活習慣介入プログラム(6 か月で 14 回程度の対面指導)でも、減量効果は平均 5〜8%にとどまることが報告されています(Kushner ら、JAMA 2026)。これは長年、肥満治療の限界とされてきた数字です。
ところが GLP-1 受容体作動薬の登場で状況は一変しました。STEP 1 試験(Wilding ら、N Engl J Med 2021;384:989-1002)では、セマグルチド 2.4 mg 週 1 回投与により 68 週で平均 14.9%の体重減少が達成され、86%の参加者が 5%以上の減量に成功しました。さらに SURMOUNT-1 試験(Jastreboff ら、N Engl J Med 2022;387:205-216)では、チルゼパチド 15 mg 週 1 回投与で平均 20.9%、約 9 割の参加者が体重減少を実現しました。これらは肥満手術に匹敵する効果です。
2025 年の SURMOUNT-5 試験(Aronne ら、N Engl J Med 2025;393:26-36)では、セマグルチド 2.4 mg とチルゼパチド 15 mg を直接比較し、それぞれ 13.7%と 20.2%の減量が報告されました。注目すべきは、両群とも生活習慣介入は 72 週間でわずか 9 回しか行われていない点です。集中的な介入を追加しても、薬剤併用時の体重減少にはそれほど大きな上乗せ効果が得られないことが分かっています。まさに「主役交代」が起きたのです。
2. 「補助」だが「補欠」ではない ― 生活習慣の新たな役割
ここで誤解してはならないのは、「補助に位置づけが変わった」ことと「重要性が失われた」ことはまったく別だという点です。生活習慣改善は、薬剤の主役交代後も依然として肥満治療の不可欠な要素であると、Kushner ら(JAMA 2026)は明言しています。
なぜでしょうか。第一に、薬剤治療を「続けられる」ものにするためです。GLP-1 受容体作動薬の主な副作用は吐き気・嘔吐・下痢などの消化器症状であり、これらが治療中断の最大の理由となっています。実は約半数の患者さんが 1 年以内に治療を中断しているという報告もあり、減量効果を持続させるには副作用を和らげる食事の工夫が決定的に重要です(Kushner ら、JAMA 2026)。
第二に、急速な体重減少に伴う「望ましくない変化」、すなわち筋肉量の減少と骨密度の低下を防ぐためです。さらに、減量によって改善した心血管・代謝リスクを長期にわたって維持し、健康寿命を延ばすには、食事の質と日常運動の習慣化が欠かせません(Mozaffarian ら、Am J Clin Nutr 2025;122:344-367)。薬剤は「痩せる」エンジン、生活習慣は「健康に痩せ続ける」ためのハンドルとブレーキ――そうイメージしていただくと分かりやすいでしょう。
3. 続けられなければ意味がない ― 治療継続を支える食事戦略
GLP-1 受容体作動薬は胃の動きをゆっくりにし、満腹感を強める作用があるため、これまでと同じ食べ方をすると吐き気や胃もたれが起こりやすくなります。米国栄養学会(ASN)・米国ライフスタイル医学会(ACLM)・肥満医学会(OMA)・肥満学会(TOS)が 2025 年に共同で発表したアドバイザリー(Mozaffarian ら、Am J Clin Nutr 2025)は、副作用を和らげる食事の工夫として以下を強く推奨しています。
第一に「ゆっくり、少量を、頻回に」食べること。一度に大量に食べると胃に負担がかかり吐き気が増します。第二に、高脂肪食・揚げ物・香辛料の強いもの・炭酸飲料・アルコールを控えること。これらは消化器症状を悪化させる典型例です。第三に、十分な水分摂取と、消化に優しい食材(脂の少ない魚、低脂肪乳、豆腐、煮野菜など)を中心にすることです(Kushner ら、JAMA 2026)。
これらの工夫は単なる「我慢」ではなく、治療を継続するための科学的根拠ある戦略です。STEP 4 試験(Rubino ら、JAMA 2021;325:1414-1425)では、20 週間の治療で減量に成功した患者が薬剤を中止すると、その後 48 週間で約 7%の体重再増加が見られ、血圧・脂質・血糖などの心血管リスク指標も悪化に転じました。逆に、副作用を上手にコントロールして治療を続けた患者さんでは、減量効果が長期にわたり維持されています。「打ち続けられる」状態を保つこと自体が治療成功の最大の鍵なのです。
4. 筋肉量を守る ― 「やせる質」を高める栄養と運動
急速に体重が減るとき、減るのは脂肪だけではありません。GLP-1 受容体作動薬による減量の 20〜40%が「除脂肪量」、すなわち筋肉や臓器を含む組織であることが、最新の系統的レビューで明らかにされています(Linge, Birkenfeld, Neeland; Circulation 2024;150:1288-1298)。これが「適応的(健康的)」なのか「不適応な(有害な)」変化なのかは、年齢や元々の筋肉量により異なります。
特に 65 歳以上の高齢者や、もともとサルコペニア(加齢性筋肉減少症)のリスクがある方では、筋肉量の喪失は転倒・骨折・要介護のリスクを高める深刻な問題となります。そこで重要になるのが、十分なタンパク質摂取と筋力トレーニングの組み合わせです。Kushner ら(JAMA 2026)および Mozaffarian ら(Am J Clin Nutr 2025)は、1 日あたり 60〜75 g、または体重 1 kg あたり 1.2〜1.5 g のタンパク質摂取を推奨しています。
良質なタンパク源としては、赤身の肉、魚、卵、低脂肪乳製品、豆類、大豆製品が挙げられます。さらに、米国スポーツ医学会(ACSM)のコンセンサスステートメント(Jakicic ら、Med Sci Sports Exerc 2024;56:2076-2091)は、週 2 回以上、大腿・体幹・上肢の主要筋群を対象とする抵抗運動(筋力トレーニング)を推奨しています。エラスティックバンドや軽いダンベル、自重を使ったプランクなどの自宅トレーニングでも効果は十分得られます。「同じ体重減少なら、筋肉を残しながら脂肪を減らす」――これが現代の肥満治療における新しい目標です。
5. 骨と栄養バランス ― 急速減量の影で起こること
体重が急激に減ると、骨密度の低下や微量栄養素の欠乏が起こりやすくなります。Mozaffarian ら(Am J Clin Nutr 2025)の合同アドバイザリーは、GLP-1 受容体作動薬の使用中はカルシウム、ビタミン D、カリウム、鉄、マグネシウムなどの不足リスクを定期的に評価することを推奨しています。特に高齢者、慢性疾患をお持ちの方、急速に体重が減った方は、定期的な血液検査によるモニタリングが望ましいでしょう。
栄養バランスの取れた食事として、これらガイダンスは「栄養密度の高い食品」を強調しています。具体的には、全粒穀物、ベリー類などの果物、緑黄色野菜、ナッツ類、豆類、低脂肪乳製品です。これらは少ない食事量でもビタミン・ミネラル・食物繊維を効率的に摂取できます。地中海食パターンなど、持続可能で多様性のある食事様式が推奨されており、極端な制限食ではないことに注意してください(Mozaffarian ら、Am J Clin Nutr 2025)。
骨の健康を維持するためには、十分なカルシウムとビタミン D の摂取に加え、抵抗運動と荷重運動(ウォーキング、軽いジョギングなど)の併用が効果的です。Lundgren ら(N Engl J Med 2021;384:1719-1730)のランダム化比較試験では、運動の継続が体組成の改善と健康な体重維持に寄与することが示されています。「痩せる」と「健康になる」は同義ではない――この当たり前の事実を、薬剤時代こそ意識する必要があります。
6. 運動の力 ― 心肺機能・筋力・代謝を守る相棒
薬剤で体重を減らすことができても、運動によってのみ得られる健康効果があります。米国身体活動ガイドラインは、成人に対して週 150 分以上の中等度有酸素運動(早歩き、軽いジョギング、サイクリングなど)と、週 2 回以上の主要筋群を対象とする抵抗運動を推奨しています(Jakicic ら、Med Sci Sports Exerc 2024)。これは肥満治療中であっても変わらない基本です。
Lundgren ら(N Engl J Med 2021;384:1719-1730)が報告した画期的なランダム化比較試験では、リラグルチド 3.0 mg+運動プログラム(週 2 回の中〜高強度サーキットトレーニング 45 分)の併用群が、薬剤単独群に比べて心肺機能(最大酸素摂取量)と代謝指標で有意に優れた改善を示しました。薬剤と運動は単なる足し算ではなく、相乗効果をもたらすことが証明されたのです。
運動を習慣化するコツとしては、SMART ゴール(Specific=具体的、Measurable=測定可能、Achievable=達成可能、Relevant=関連性、Timely=期限)の設定が有効です。たとえば「3 か月後までに、毎週月水金に 30 分のウォーキングを継続する」といった目標設定です。当院では、医師の指示に基づく運動療法(指定運動療法施設)を提供しており、運動指導士による個別プログラム作成と継続的なサポートが可能です。GLP-1 受容体作動薬による治療中、吐き気や脱水のリスクを考慮しながら、運動を継続する仕組みが整っています。
7. 治療を中止するとき ― 体重を維持するための備え
肥満治療の現実的な課題として、約半数の患者さんが 1 年以内に GLP-1 受容体作動薬を中止することが報告されています(Kushner ら、JAMA 2026)。理由は副作用、費用、心理的負担、医療アクセスの問題など多岐にわたります。問題は、中止後の体重リバウンドが避けがたいことです。
STEP 4 試験(Rubino ら、JAMA 2021;325:1414-1425)は、これを最も明確に示したランダム化比較試験です。20 週間のセマグルチド治療で平均 10.6%減量した参加者を、継続群と中止(プラセボ)群に分けた結果、中止群は 48 週後に約 7%の体重再増加を示し、血圧・脂質・血糖などの心血管リスク指標も悪化方向へ転じました。一方、治療を継続した群は累計 17.4%の減量を維持していました。
このことは、肥満が高血圧や糖尿病と同じく「慢性疾患」であり、治療継続が原則であることを示しています。しかし現実問題として治療を中止する場合は、構造化された減量食(規則的な食事時間、十分なタンパク質・食物繊維、適量のカロリー)と中等度運動を組み合わせた集中的生活習慣介入を継続することが推奨されます(Kushner ら、JAMA 2026)。中止後こそ、本来の意味での「生活習慣の力」が試される時期なのです。
8. 体重を超えた価値 ― 心血管・代謝の長期改善
GLP-1 受容体作動薬の意義は、単なる体重減少にとどまりません。SELECT 試験(Lincoff ら、N Engl J Med 2023;389:2221-2232)は、糖尿病のない肥満・心血管疾患既往のある 17,604 名を対象に、セマグルチド 2.4 mg が心血管イベント(心血管死・非致死的心筋梗塞・非致死的脳卒中の複合)を 20%減少させることを示しました(ハザード比 0.80、95%信頼区間 0.72-0.90、P<0.001)。これは肥満治療薬による心血管保護効果が初めて大規模臨床試験で証明された歴史的成果です。
さらに、減量による高血圧・脂質異常症・睡眠時無呼吸・脂肪肝(MASLD)・関節痛・うつ症状の改善も多くの研究で確認されています。GLP-1 受容体作動薬は単なる「やせ薬」ではなく、「代謝心臓血管薬」とも呼べる存在になりつつあります。
ここでも生活習慣の役割は重要です。健康的な食事パターン(地中海食、DASH 食など)、十分な身体活動、良質な睡眠、禁煙、節度ある飲酒は、薬剤による心血管保護効果をさらに増幅させます。逆に、薬剤による減量だけに頼り、生活習慣を放置すれば、長期的な健康利益は十分に得られないでしょう。薬剤治療は健康への近道ですが、生活習慣はその道を「より遠くまで歩み続けるための足腰」を作る役割を果たしているのです。
おわりに ― やせ薬時代の肥満治療を、安心して長く続けるために
GLP-1 受容体作動薬とチルゼパチドの登場により、肥満治療は「生活習慣中心」から「薬剤中心」へとパラダイムシフトしました。集中的生活習慣介入が 5〜8%の減量であったのに対し、薬剤治療は 15〜20%という、これまでの常識を覆す効果をもたらしています(Wilding ら、N Engl J Med 2021;Jastreboff ら、N Engl J Med 2022;Aronne ら、N Engl J Med 2025)。
しかし、本コラムでご紹介したとおり、生活習慣改善の重要性は失われたわけではありません。薬剤治療を「続けやすくする」こと、減量過程で筋肉量と骨の健康を「守る」こと、そして栄養バランスの取れた食事と日常的な身体活動という「健康的な行動習慣を支える」こと――これらすべてが、薬剤の効果を最大化し、長期的な健康をもたらす不可欠な要素となっています(Kushner ら、JAMA 2026;Mozaffarian ら、Am J Clin Nutr 2025)。
当院(まんかいメディカルクリニック)では、GLP-1 受容体作動薬による減量プログラムに加え、内科・栄養指導・運動療法をワンストップで提供しています。CT・超音波装置による内臓脂肪・脂肪肝の正確な評価、医師の指導下の運動療法(指定運動療法施設)、そして日曜・祝日も診療という通いやすさを活かし、薬剤と生活習慣の「二人三脚」を支えてまいります。やせ薬時代の肥満治療を、安心して長く続けていただくために、お気軽にご相談ください。
FAQ ― よくあるご質問
Q1. GLP-1 受容体作動薬を始めたら、もう食事や運動は気にしなくていいですか?
いいえ、むしろ食事と運動の「役割」が変わっただけで、重要性は失われていません。薬剤は強力な減量効果(15〜20%)をもたらしますが、副作用(吐き気・嘔吐)を和らげるための食事の工夫、急速減量による筋肉量低下を防ぐためのタンパク質摂取と筋トレ、心肺機能と代謝健康を維持するための日常運動――これらは薬剤治療を「続けやすく」し、「健康に痩せる」ために不可欠です(Kushner ら、JAMA 2026;Mozaffarian ら、Am J Clin Nutr 2025)。
Q2. やせ薬を続けている間に筋肉が落ちないか心配です。何をすればいいですか?
ご懸念は正当です。GLP-1 受容体作動薬による減量の 20〜40%が除脂肪量(筋肉を含む)であることが報告されています(Linge, Neeland;Circulation 2024)。対策は二本柱です。第一に、1 日 60〜75 g または体重 1 kg あたり 1.2〜1.5 g のタンパク質摂取(赤身肉、魚、卵、豆腐、低脂肪乳製品など)。第二に、週 2 回以上の筋力トレーニング(自重トレーニング、エラスティックバンド、ダンベル等)。米国スポーツ医学会のコンセンサス(Jakicic ら、Med Sci Sports Exerc 2024)でも同様の推奨が示されています。65 歳以上の方では特に重要です。
Q3. 吐き気で続けるのが辛いとき、食事でできる工夫はありますか?
はい、効果的な工夫が複数あります。(1)一度の食事量を減らし回数を増やす「少量頻回食」、(2)ゆっくり時間をかけて食べる、(3)高脂肪食・揚げ物・香辛料の強いもの・炭酸飲料・アルコールを控える、(4)十分な水分摂取、(5)消化に優しい食材(脂の少ない魚、低脂肪乳、豆腐、煮野菜)を中心にする――これらは米国合同アドバイザリーが推奨する標準的な戦略です(Mozaffarian ら、Am J Clin Nutr 2025)。それでも副作用が辛い場合は用量の調整や投与スケジュールの変更が可能ですので、必ず主治医にご相談ください。
Q4. GLP-1 受容体作動薬は中止できますか? やめたらどうなりますか?
中止は可能ですが、体重リバウンドは避けがたいのが現実です。STEP 4 試験(Rubino ら、JAMA 2021)では、20 週間の治療で減量に成功した患者が薬剤を中止した結果、48 週後に約 7%の体重再増加と、血圧・脂質・血糖などの心血管リスク指標の悪化が見られました。一方、治療を継続した群は減量を維持していました。中止する場合は、構造化された減量食、規則的食事、十分なタンパク質と食物繊維摂取、中等度運動の継続が、リバウンドを最小限に抑える鍵となります(Kushner ら、JAMA 2026)。肥満は慢性疾患であり、治療継続が原則と考えてください。
Q5. 高齢者でも GLP-1 受容体作動薬は使えますか? 気をつけるべきことは?
65 歳以上の方でも使用可能ですが、サルコペニア(加齢性筋肉減少症)と栄養失調のリスクに特に注意が必要です。米国合同アドバイザリー(Mozaffarian ら、Am J Clin Nutr 2025)は、高齢者では十分なタンパク質摂取(1 日体重 1 kg あたり 1.2〜1.5 g)と週 2 回以上の筋力トレーニングを強く推奨しています。また、カルシウム・ビタミン D・鉄などの微量栄養素の不足にも注意が必要です。当院では、高齢者の方には特に丁寧に体組成評価、栄養指導、運動療法を組み合わせたプログラムをご提案しています。
参考文献
- Kushner RF, Chao AM, Wadden TA. Lifestyle Modification and Incretin-Based Therapy for Obesity. JAMA. Published online May 20, 2026. doi:10.1001/jama.2026.4106
- Wilding JPH, Batterham RL, Calanna S, et al; STEP 1 Study Group. Once-Weekly Semaglutide in Adults with Overweight or Obesity. N Engl J Med. 2021;384(11):989-1002. doi:10.1056/NEJMoa2032183
- Jastreboff AM, Aronne LJ, Ahmad NN, et al; SURMOUNT-1 Investigators. Tirzepatide Once Weekly for the Treatment of Obesity. N Engl J Med. 2022;387(3):205-216. doi:10.1056/NEJMoa2206038
- Aronne LJ, Horn DB, le Roux CW, et al; SURMOUNT-5 Trial Investigators. Tirzepatide as Compared with Semaglutide for the Treatment of Obesity. N Engl J Med. 2025;393(1):26-36. doi:10.1056/NEJMoa2416394
- Lincoff AM, Brown-Frandsen K, Colhoun HM, et al; SELECT Trial Investigators. Semaglutide and Cardiovascular Outcomes in Obesity without Diabetes. N Engl J Med. 2023;389(24):2221-2232. doi:10.1056/NEJMoa2307563
- Rubino D, Abrahamsson N, Davies M, et al; STEP 4 Investigators. Effect of Continued Weekly Subcutaneous Semaglutide vs Placebo on Weight Loss Maintenance in Adults With Overweight or Obesity: The STEP 4 Randomized Clinical Trial. JAMA. 2021;325(14):1414-1425. doi:10.1001/jama.2021.3224
- Lundgren JR, Janus C, Jensen SBK, et al. Healthy Weight Loss Maintenance with Exercise, Liraglutide, or Both Combined. N Engl J Med. 2021;384(18):1719-1730. doi:10.1056/NEJMoa2028198
- Mozaffarian D, Agarwal M, Aggarwal M, et al. Nutritional priorities to support GLP-1 therapy for obesity: a joint Advisory from the American College of Lifestyle Medicine, the American Society for Nutrition, the Obesity Medicine Association, and The Obesity Society. Am J Clin Nutr. 2025;122(1):344-367. doi:10.1016/j.ajcnut.2025.04.023
- Jakicic JM, Apovian CM, Barr-Anderson DJ, et al; American College of Sports Medicine. Physical Activity and Excess Body Weight and Adiposity for Adults: American College of Sports Medicine Consensus Statement. Med Sci Sports Exerc. 2024;56(10):2076-2091. doi:10.1249/MSS.0000000000003520
- Linge J, Birkenfeld AL, Neeland IJ. Muscle Mass and Glucagon-Like Peptide-1 Receptor Agonists: Adaptive or Maladaptive Response to Weight Loss? Circulation. 2024;150(16):1288-1298. doi:10.1161/CIRCULATIONAHA.124.067676
※本コラムは医学的情報の提供を目的としたものであり、個別の診断・治療を代替するものではありません。
気になる症状がある方は医療機関にご相談ください。
記事監修者田場 隆介
医療法人社団 青山会 まんかいメディカルクリニック 理事長
医療法人社団青山会代表。兵庫県三田市生まれ、三田小学校、三田学園中学校・同高等学校卒業。 1997(平成9)年岩手医科大学医学部卒業、町医者。聖路加国際病院、淀川キリスト教病院、日本赤十字社医療センター、神戸市立医療センター中央市民病院を経て、2009(平成21)年医療法人社団青山会を継承。 2025年問題の主な舞台である地方の小都市で、少子高齢化時代の主役である子どもと高齢者のケアに取り組んでいる。
