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小児科
まんかいメディカルクリニックの小児科診療では、乳幼児・小児の急な体調不良をはじめ、アレルギーや皮膚疾患、なんとなく子どもがしんどそうにしているなどの場合にも土曜日や日曜日、祝日でもお気軽にご来院ください。乳幼児健診やワクチンも行っております。 発達障害のご相談についてはこちらをご覧ください。
ヘルパンギーナと手足口病は、いずれも主にエンテロウイルスによって引き起こされる、小児に多いウイルス感染症です。特に夏季に流行しやすく、保育園や幼稚園など子どもが集まる施設で集団感染が発生しやすい傾向があります。発熱や口内炎、発疹などが代表的な症状で、ほとんどのケースでは数日以内に自然に治癒しますが、まれに重症化し、神経系の合併症や呼吸障害を伴うこともあります。新型コロナウイルス感染症の流行によって社会全体の感染対策が強化されたことから、これらのウイルス感染症の発生も一時的に減少しました。しかし、コロナ対策の緩和により2023年以降は再び流行傾向が強まり、医療現場でも注意が必要な疾患として再注目されています。
小児の風邪は、ウイルスによって引き起こされる上気道感染症であり、子どもが最も頻繁にかかる病気の一つです。年間を通じて発症しますが、特に秋から冬にかけて多くなります。主な症状は、鼻水、くしゃみ、咳、発熱、喉の痛みなどで、通常は数日から1週間程度で自然に回復します。乳幼児や基礎疾患のある子どもでは重症化することもあり、注意が必要です。ウイルスは主に飛沫感染や接触感染で広がるため、家庭内や保育施設での予防策が重要です。原因となるウイルスは200種以上あり、ウイルスの種類により症状の出方や合併症のリスクも異なります。風邪への正しい理解と対処が、子どもの健康を守る第一歩です。
お子さまが突然吐いてしまうと誰でも不安になります。実は、子どもの嘔吐はよくある症状です。食べ過ぎといった単純な原因から、緊急性の高い病気まで、様々な原因が考えられます。一方で、1歳未満の乳児では体重の約10%、5歳児では約5%の水分喪失で脱水症状が始まるなど、小さな体には嘔吐の影響が大きいこともあります。ウイルス性胃腸炎や食中毒、アレルギーなど、子どもの嘔吐の考えられる原因と、家庭での対処法、そして病院を受診すべきケースを解説します。お子さんの嘔吐に適切に対応できるよう、お役立てください。
お子さんの止まらない咳や、「ゼーゼー」という呼吸音。「ただの風邪かな?」と思っていても、ご家族は心配になりますよね。その症状は、空気の通り道に炎症が続く「喘息」のサインかもしれません。