血便
■血便の色でわかる危険度チェック5項目
便に血が混じるのを見つけると、誰でも驚き不安に感じます。 しかし、血便と一言でいっても、その色や状態はさまざまです。ご自身の便の状態をよく観察し、気になる症状があれば、必ず医療機関に相談しましょう。
鮮血便(真っ赤な血)は痔の可能性
排便した後に、便器の水が真っ赤に染まっていたり、 トイレットペーパーに鮮やかな赤い血がついたりすることがあります。 これは「鮮血便」と呼ばれ、出血してから時間が経っていない証拠です。
多くの場合、出血場所は肛門やその近くの直腸です。 最も考えられる原因は「痔」で、多くの方が悩む身近な病気です。 硬い便によって肛門が切れる「切れ痔」は、強い痛みを伴います。
しかし、「どうせ痔だろう」と自己判断するのは大変危険です。 同じ鮮血便でも、直腸がんや直腸ポリープが原因の可能性があります。 特に痛みがなく、出血だけが続く場合は注意が必要です。 ご自身の症状がどれに近いか、一度確認してみてください。
【鮮血便のチェックリスト】
排便後に拭いた紙に血がつく | 排便の最後にポタポタと血が落ちることもあります。 |
便器の水が鮮やかな赤色に染まる | 出血したばかりの新鮮な血液であることを示します。 |
便の表面に筋状に血液が付着している | 便が作られた後に、肛門付近で血液が付着したと考えられます。 |
排便時に痛みがある | 切れ痔(裂肛)の可能性が高い状態です。 |
排便時に痛みはない | いぼ痔(内痔核)のほか、ポリープやがんの可能性も考えられます。 |
いずれの場合でも、出血が続くなら一度は専門医の診察を受けましょう。 原因をはっきりとさせることが、安心への第一歩です。
暗赤色便(赤黒い血)は大腸からの出血サイン
便の色が、少し黒みがかった赤色やレンガ色に見える場合、 それは「暗赤色便」と呼ばれ、大腸からの出血を示唆します。 鮮血便より黒っぽいのは、出血部位が肛門から遠いためです。
血液が便と混ざりながら、時間をかけて大腸内を移動してきます。 そのため、便全体に血液が混ざり込んでいるように見えます。 暗赤色便が見られた場合に考えられる病気は、以下のとおりです。
大腸がん・大腸ポリープ | 大腸の壁にできた腫瘍が、便とこすれて出血します。初期はほとんど症状がなく、血便が唯一のサインのこともあります。気づかないうちに貧血が進行しているケースも少なくありません。 |
大腸憩室(けいしつ)出血 | 大腸の壁が袋状に飛び出した部分の血管が破れて出血します。特に前触れもなく、突然多量の出血が起こることが特徴です。 |
潰瘍性大腸炎 | 大腸の粘膜に慢性の炎症が起き、ただれて出血します。血液と粘液が混ざった「粘血便」や下痢、腹痛を伴います。 |
これらの病気は、放置すると悪化する可能性があります。 暗赤色便は、大腸からのSOSサインと受け止めることが重要です。 早めに受診し、大腸内視鏡検査を受けましょう。
黒色便(タール便)は胃や十二指腸からの出血を疑う
便が黒く、ドロリとして粘り気がある場合、 それは「黒色便(タール便)」と呼ばれ、特に注意が必要なサインです。 この黒い色は、食道・胃・十二指腸など消化管の上部で出血した血液が原因です。 血液が胃酸によって酸化され、黒く変化するために起こります。
黒色便の主な原因には、次のような病気が考えられます。
胃潰瘍・十二指腸潰瘍 | 胃酸によって粘膜が傷つき、血管から出血します。みぞおちの痛みを伴うことが多いですが、痛みがない場合もあります。 |
胃がん | 進行した胃がんの表面からじわじわと出血し、黒色便となります。 |
医療現場では、血便の患者様の出血部位を特定するために、 診察所見や検査データを総合的に判断します。Sittichanbunchaらの研究では、血便を訴える患者様の中でも、 以下の特徴があると上部消化管(胃や十二指腸)からの出血が強く疑われます。
- 血圧が低い(特に収縮期血圧)
- 貧血の数値が低い(ヘマトクリット値の低下)
- 血液検査の特定項目(BUN/Cr比)が高い
ヘマトクリット値は血液中の赤血球の割合で、貧血の指標です。 BUN/Cr比は脱水や消化管内でのタンパク質分解を反映します。 黒色便は出血量が多い場合もあるため、速やかに医療機関を受診してください。
腹痛や発熱を伴う場合は感染症や炎症の可能性
血便と同時に、お腹の痛みや発熱、下痢といった症状がある場合、 それは腸の中で強い炎症や感染が起きているサインです。 体が病原体と戦っていたり、腸の粘膜がひどく傷ついたりしています。 血便にこれらの症状が伴う代表的な病気は以下のとおりです。
感染性腸炎 | サルモネラ菌やO-157などの細菌やウイルスが原因です。下痢や腹痛、発熱が特徴で、血便を伴います。 |
虚血性大腸炎 | 大腸への血流が悪くなり、粘膜に炎症や壊死が起こる病気です。突然の強い腹痛の後に、下痢や血便が見られることが多いです。動脈硬化のある高齢者や、便秘がちな方に、起こりやすい傾向があります。 |
炎症性腸疾患(IBD) | 免疫の異常で自分の腸を攻撃してしまう病気です。 潰瘍性大腸炎やクローン病がこれにあたります。 粘血便や腹痛、発熱が、良くなったり悪くなったりを繰り返します。 |
これらの病気は、原因に応じた適切な治療が不可欠です。 つらい症状を我慢せず、速やかに内科を受診してください。
大量出血や意識がもうろうとする場合は直ちに救急車を
血便の中でも、最も危険で一刻を争うのが大量に出血している場合です。 体内の血液が急激に失われると、「出血性ショック」に陥ることがあります。 これは命に関わる極めて危険な状態で、絶対に様子を見てはいけません。
研究においても、消化管出血が疑われる際に、 血圧が著しく低いこと(低収縮期血圧)は、 重篤な状態を示す非常に重要なサインであると報告されています。 少しでも以下のチェックリストに当てはまれば、迷わず救急車を呼んでください。
【すぐに救急車を呼ぶべき危険なサイン】
- 便器が真っ赤になるほどの多量の血便が出た
- レバーのような血のかたまりがたくさん混じる
- 血便が何度も立て続けに出る
- 強いめまいや、立ち上がれないほどのふらつきがある
- 顔色が一気に青白くなり、冷たい汗をかく
- 意識が遠のく感じがする、呼びかけへの反応が鈍い
- 脈がとても速く感じる
- 呼吸が速く、浅くなる
これらの症状は、体が限界に近いことを知らせる悲鳴です。 ご自身やご家族にこのようなサインが見られたら、落ち着いて行動してください。 迅速な判断が、命を救うことにつながります。
■血便を引き起こす代表的な疾患
血便を引き起こす代表的な6つの病気について、 それぞれの特徴を詳しく解説します。 ご自身の症状と照らし合わせ参考にしてください。
痔(いぼ痔・切れ痔)による排便時の出血
血便の原因として、最も身近で多いのが「痔」です。 痔にはいくつか種類がありますが、主に出血するのは、 「いぼ痔(痔核)」と「切れ痔(裂肛)」の2つです。
痔による出血の特徴
血の色 | 出血してから時間が経っていない、鮮やかな赤色(鮮血)です。 |
血の出方 | 排便の際にポタポタと落ちたり、シャーっと飛び散ったりします。 拭いたトイレットペーパーに付着することも多いです。 |
痔による痛みの有無
切れ痔の場合 | 硬い便で肛門が切れるため、強い痛みを伴います。 |
いぼ痔(内痔核)の場合 | 痛みがなく、出血で初めて気づくこともあります。 |
いぼ痔は、肛門の血管がこぶのように腫れた状態です。 特に肛門の内側にできる内痔核は、硬い便が通るときに傷つき、 痛みなく出血することがあります。 一方で切れ痔は、文字通り肛門の皮膚が切れてしまう状態です。
痔による出血は、命に直接関わることは少ないかもしれません。 しかし、「いつもの痔だろう」と自己判断してしまうのはとても危険です。 なぜなら、直腸がんなどでも、痔と同じような鮮血便が見られるからです。 ご自身の思い込みで様子を見るのではなく、 一度は出血の原因をはっきりさせることが大切です。
大腸憩室による突然の出血
「大腸憩室(だいちょうけいしつ)出血」は、 特にご高齢の方に増えている血便の原因です。 日本で行われた1万人以上を対象とした大規模な研究(CODE BLUE-J Study)でも、 突然の血便で入院した方の原因として最も多い(63.6%)ことが報告されています。
大腸憩室とは、大腸の壁の一部が外側に向かって飛び出したものです。 この憩室部分にある血管が、何かのきっかけで傷つくと突然出血します。
大腸憩室出血の特徴
症状 | お腹の痛みを伴わないことが多く、前触れなく突然、大量に出血します。 |
血の色 | 出血場所によりますが、鮮やかな赤色から暗い赤色までさまざまです。 |
便の状態 | 血液だけが大量に出たり、便に血液が混じったりします。 |
この病気は、動脈硬化が進んだ方や、便秘がちな方に起こりやすいです。 一度に大量の出血をすることがあり、強いめまいや立ちくらみ、 冷や汗といった貧血の症状が現れることも少なくありません。 研究でも、一度止血しても再出血しやすいことが指摘されています。 突然の大量出血はためらわずに救急車を呼ぶか医療機関を受診してください。
大腸がんや大腸ポリープによる持続的な出血
血便と聞いて、多くの方が最も心配されるのが、 「大腸がん」やその元となる「大腸ポリープ」ではないでしょうか。 これらは早期発見が非常に重要な病気です。
がんやポリープの表面は正常な粘膜より脆いため、 硬い便が通過する際にこすれて、じわじわと出血します。 出血は少しずつ続くことが多く、気づかないうちに貧血が進行していることもあります。
大腸がん・大腸ポリープによる出血の特徴
症状 | 初期は血便以外に症状がないことも多いです。便秘や下痢を繰り返す、便が細くなるなどのお通じの変化を伴うこともあります。 |
血の色 | がんができた場所によって、鮮血から暗赤色、黒っぽい色までさまざまです。 |
便の状態 | 便全体に血が混じっていたり、便の表面に血が付着していたりします。 |
発見のきっかけ | 健康診断の便潜血検査で「陽性」となり、精密検査で発見されることが多いです。 |
日本の研究では、悪性腫瘍(がん)が原因の血便は、 他の原因に比べて入院中の死亡率が高い傾向にあることが示されています。このことからも、いかに早期発見が重要であるかがわかります。 一度でも血便に気づいた場合や、健康診断で便潜血陽性を指摘された場合は、 必ず大腸内視鏡検査(大腸カメラ)を受けるようにしましょう。
潰瘍性大腸炎やクローン病に伴う下痢や粘血便
「潰瘍性大腸炎」や「クローン病」は、 まとめて「炎症性腸疾患(IBD)」と呼ばれます。 免疫の仕組みに異常が起こり、自分の腸を攻撃してしまうことで、 大腸の粘膜に炎症や潰瘍(かいよう)ができる病気です。 10代から30代といった若い世代で発症することが多いのが特徴です。
これらの病気では、腸の粘膜がただれて出血しやすくなるため、 特徴的な血便が見られます。
潰瘍性大腸炎・クローン病の特徴
便の状態 | ドロッとした粘液と血液が混じった「粘血便」が見られます。 |
主な症状 | 長期間続く、血液の混じった下痢が代表的です。 腹痛、発熱、体重が減るなどの症状を伴うこともあります。 |
経過 | 症状が落ち着いている時期(寛解期)と、悪化する時期(再燃期)を繰り返します。 |
これらの病気は、Holtzらの研究でも「急性血便性下痢症」の原因の一つとして、 迅速な対応が必要だと指摘されています。 放置すると生活の質が大きく下がるだけでなく、 長期的には大腸がんのリスクが高まることもあります。 お腹の痛みを伴う下痢や粘血便が続く場合は、 内科を受診し、適切な診断を受けることが大切です。
感染性腸炎による腹痛・下痢・発熱を伴う血便
主な症状 | 突然の腹痛や下痢から始まります。発熱を伴うことも多いです。 |
血便の状態 | 鮮やかな赤い血から暗い色の血まで、原因菌によってさまざまです。 |
原因 | 加熱が不十分な肉を食べたり、衛生状態が悪かったりすることが原因です。 |
Holtzらの研究では、急性血便性下痢症は、あらゆる年齢で「医学的な緊急事態」と捉えるべきだと強調されています。 特にO-157のような病原体は、お子さんやご高齢の方において、 「溶血性尿毒症症候群(HUS)」という重い合併症を引き起こすことがあります。 これは腎臓の機能に深刻なダメージを与える可能性がある危険な状態です。
自己判断で市販の下痢止めを飲むのは絶対にやめましょう。 下痢は、体の中の悪い菌を外に出そうとする体の防御反応です。 薬で無理に止めると、かえって菌が体内に留まり、病気を悪化させる恐れがあります。 激しい腹痛や発熱を伴う血性の下痢が出た場合は、迷わず医療機関を受診してください。
虚血性大腸炎による突然の腹痛と血便
「虚血性大腸炎(きょけつせいちょうえん)」という病気があります。 「虚血」とは、血液の流れが悪くなる状態を指します。 この病気は、大腸の一部の血流が一時的に滞ることで、 腸の粘膜に炎症や潰瘍ができて出血するものです。
動脈硬化が関係していることが多く、ご高齢の方によく見られます。 また、便秘の人が排便時に強く力むことが引き金になることもあります。
虚血性大腸炎の典型的な症状の順番
突然の強い腹痛 | 多くはおへその左側から下腹部にかけて、急に強い痛みが起こります。 |
下痢 | 腹痛の少し後に、まず普通の便が出て、その後、下痢が始まります。 |
血便 | 下痢に続いて、鮮やかな赤色の出血が見られます。 |
Holtzらの研究報告においても、成人の血便の原因として、 感染症だけでなく虚血性大腸炎も重要な病気の一つとされています。 多くの場合、入院して腸を休ませる治療(絶食や点滴)で良くなります。 しかし、まれに腸が壊死(えし)してしまい、手術が必要になることもあります。 突然の強い腹痛の後に血便が出た場合はこの病気を疑い、 速やかに救急科を受診しましょう。
■病院で行う検査と治療
血便の原因を見つけ、問題を解決するための基本的な流れを、 3つのステップに分けてわかりやすくご説明します。
ステップ1:問診・診察と血液検査
病院に着いて最初に行うのが、医師による「問診」と「診察」です。 どんな些細なことでも、重要な手がかりになることがあります。
【問診で詳しくお伺いすること】
血便の状態 | いつから始まりましたか? 色は鮮やかな赤、それとも黒っぽい赤ですか? 量はどれくらいですか?便に混ざっていますか? |
血便以外の症状 | お腹の痛み、下痢、便秘、熱、吐き気、体重の減少はありませんか? |
これまでの健康状態 | 今までに大きな病気をしたことがありますか? 血液をサラサラにする薬などを飲んでいませんか? |
生活習慣など | 普段の食事内容や、お酒を飲む習慣、ご家族の病歴などをお伺いします。 |
診察では、お腹を触ってしこりや痛みの場所を確認します。 次に、肛門の周りを直接見て痔などがないかを確認します。 必要に応じて、手袋をした指で直腸の中をそっと触って調べる、 「直腸指診」という診察を行うこともあります。
同時に血液検査も行い、出血による貧血の程度や、 体の中で炎症が起きていないかを詳しく調べます。 しかし、Nagataらの大規模な研究報告でも指摘されているように、 問診や診察、血液検査の初期症状だけでは、 血便の本当の原因を正確に特定するのは難しいのが現実です。
ステップ2:原因を特定する内視鏡検査(大腸カメラ)
問診や血液検査で集めた情報をもとに、いよいよ原因を突き止めます。 そのための最も強力な武器が「内視鏡検査」です。 特に、赤い血が混じる血便の場合、大腸からの出血が疑われるため、 「大腸カメラ(大腸内視鏡検査)」を行います。
これは、おしりから細くてやわらかいカメラ(スコープ)を入れ、 大腸の粘膜をすみずみまで直接観察する検査です。 お腹の中をリアルタイムの映像で見ることができるため、 出血している場所やその原因を、目で見てはっきりと確認できます。
この検査の診断能力は、非常に高いことが証明されています。 Nagataらの日本全国の病院が協力した1万人以上もの大規模な研究でも、 大腸カメラは血便の原因を94.9%という極めて高い確率で、 正確に見つけられることが示されました。
この検査によって、次のような病気がないかを確かめることができます。
- 痔(いぼ痔、切れ痔)
- 大腸憩室出血
- 大腸ポリープや大腸がん
- 潰瘍性大腸炎やクローン病
- 虚血性大腸炎
さらに、大腸カメラはただ見るだけではありません。 もし疑わしい部分が見つかった場合、その組織をほんの少しだけつまみ取り、 (これを「生検」といいます) がん細胞などが隠れていないかを詳しく調べることも可能です。 このように、大腸カメラは出血原因を正確に特定し、 「今後どのような治療が必要か」という方針を決めるために、 欠かすことのできない最も重要な検査なのです。
ステップ3:鎮静剤を使った内視鏡治療(止血・ポリープ切除)
大腸カメラは、「検査」と同時に「治療」まで行えるのが大きな強みです。 「検査が苦しそう」と心配される方も多いですが、 多くの場合、鎮静剤というお薬を使い、検査や治療を受けられるように工夫しています。
検査中に治療が必要な病気が見つかった場合、その場で処置ができます。
内視鏡的止血術 | 憩室や潰瘍から出血している場合、カメラの先端から出した、小さなクリップで血管を挟んで血を止めます。特殊な電気で出血点を焼き固める方法もあります。 |
ポリープ切除 (ポリペクトミー) | 将来がんになる可能性のあるポリープが見つかった場合、その場で切除して、がんの芽を摘み取ります。 |
これらの内視鏡を使った治療は、お腹を切る手術とは全く違います。 体への負担が格段に少なく、日帰りや短い入院で済むことがほとんどです。 そして、その治療効果も非常に高いことがわかっています。 先ほどご紹介した日本の大規模な研究では、 内視鏡による治療の成功率は95.7%と報告されており、 安全で確実な治療法として広く認められています。
このように、血便の治療は「問診・診察」で手がかりを集め、 「大腸カメラ」で原因を特定し、必要であればその場で「治療」する、 という非常に合理的でスムーズな流れになっています。 ぜひご相談ください。
まとめ
便に血が混じった時、「どうせ痔だろう」という自己判断が大腸がんなどの重大な病気の見逃しにつながることも少なくありません。現在の大腸カメラなどの検査は苦痛に配慮されており、原因の特定と同時に治療まで行える場合もあります。 大切な体からのサインを見逃さず、ぜひ一度ご相談ください。 早期の対応が、ご自身の健康と安心につながります。
参考文献
- Holtz LR, Neill MA, Tarr PI. Acute Bloody Diarrhea: A Medical Emergency for Patients of All Ages.
- Sittichanbuncha Y, Senasu S, Thongkrau T, Keeratikasikorn C, Sawanyawisuth K. How to Differentiate Sites of Gastrointestinal Bleeding in Patients with Hematochezia by Using Clinical Factors?
- Nagata N, Kobayashi K, Yamauchi A, Yamada A, Omori J, Ikeya T, Aoyama T, Tominaga N, Sato Y, Kishino T, Ishii N, Sawada T, Murata M, Takao A, Mizukami K, Kinjo K, Fujimori S, Uotani T, Fujita M, Hayasaka J, Funabiki T, Kinjo Y, Mizuki A, Kiyotoki S, Mikami T, Gushima R, Fujii H, Fuyuno Y, Gunji N, Toya Y, Narimatsu K, Manabe N, Nagaike K, Kinjo T, Sumida Y, Funakoshi S, Kawagishi K, Matsuhashi T, Komaki Y, Watanabe K, Fukuzawa M, Itoi T, Uemura N, Kawai T, Kaise M. Identifying Bleeding Etiologies by Endoscopy Affected Outcomes in 10,342 Cases With Hematochezia: CODE BLUE-J Study.